向井メンタルクリニック

メンタルヘルス徒然草

2014/4/23 水曜日

商社マンの憂鬱

Filed under: 1.診断の重要性について — mukai @ 13:34:45

彼は生粋の商社マンなのである。いつの間にか外国語大学を卒業、何も考えない間に商社に入社、入社以来、ズズズウウウ~と海外勤務が続いた。最初はアメリカ合衆国、アフリカ、インド、南米・・・・もう何年も海外勤務、外国暮らしのほうが長くなってしまった。怖い所も、やばいところもいっぱい行ってきた。炎熱商人なんて小説があったっけ。

 

商社マンとしての手腕???それは、それはみんなに一目置かれる。そんなこんなで本社勤務を命じられた。

そんな彼がなんと、会社に行こうとすると、不安で、不安で、息苦しい、アアアー苦しい、アアアーしんどい。世界中でも怖いところ、やばいところもいっぱい経験してきた彼が、である。本社勤務が不安なのである。

そこで当院にやってきた。聞けばどうも、派閥あり、狭い空間、狭い人間関係、ゴチャゴチャした人間関係あり。しんどいね、宮仕え。

広い世界相手に飛び回ってきたのに・・・息苦しいな~~~。

 

そんなこんなで、彼の希望も聞いて、海外出張を増やしてもらえるよう会社と相談することにした。会社としては「うつ」の人をいくら本人の希望といえ海外出張に出すのも心配という。モットもな心配。

そこで奥様の登場、なかなか家庭的な会社で奥様がお願いすると、それではやってみましょうとOKがでた。良い会社です。

 

なんとなんと!生き生きした彼に戻り始めた。インド、アフリカの田舎のほう行きましたね。危険ないですかね、言いだしっぺの私も少し心配です。

ところがところが、当の彼、月に1度の海外出張すっきりしますね~~~息を吹き返しました。結局、以後定期的に海外出張することで元気取り戻しました。今は、狭い日本、狭い派閥もなんのその。当院は卒業よかったですね。

日本のためにもがんばってよ~!

私の部屋には、彼から頂いた「ガネーシャ:インドの知恵の神様」が私を見守っていてくれている。ガハハと笑うのがよく似合う人です。

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